2024/07/04 04:53








お店を開店させたのが、2023年7月10日です。

今日が2024年7月4日なので、あれから約1年が経とうとしています。

そして、1番最初に作った作品、"火ノ鐘"を制作した日が、その1年前の2022年の6月20日(上の写真)。

この2年で色々なことを考え、行動に移してきたんだなと、開店1周年を受けてしみじみ考えるものがありますね。作った処女作を持って、山梨県の北杜市にあるキャンプ場、PICA八ヶ岳明野に行きました。

初めて灯す自分で作ったステンドグラスランタンと、南アルプスを眺めながら、「なんか素敵なものができたなぁ」「よし、次もなんか作ってみよう」とみなぎる気持ちを心地よく感じながら、お酒を飲んで焚き火をしたのを覚えています。

それから4つ目まで(紫陽花ノ丸、小瓶の様、紅く推)はなんとなく勢いで形にできましたが、その後、ピタリと手が止まってしまいました。妻には、「もうやめたの?」と声をかけられ、「そんなこと無いけど・・」と返すも、自分の中のやる気の火が少し小さくなっているのを感じていました。

自分自身で表現をして創作できる喜びを味わいながらも、この制作は何のためにやっているのかとか、作った作品は売ろうとしてるのか?とか、余計な事を考え始めたのが、2022年の11月頃。

その時は、退職をする間際という事もあったし、動画編集の勉強も進め(スクールに入って)、20年勤めた障害者福祉職を終わりにしようとしていたので、色んな想いが交錯し、整理しきれていなかった時期だったんでしょう。その状況で自分の表現を形にするということは、あの時の私にとっては、時間も想いも上手く制作と結びつけられなかったのだと思います。

その後、少し空いてしまいましたが、12月になり、北海道の方から前々から気になっていたシーグラスを買い、やっぱり自分の表現を形にしたいという想いで、再度ハンダごてを握りました。イメージしたものを作りたくてうずうずしてきたという感覚が戻ってきたのだと思います。そして、一気に作り上げたのが、上のリンクにある、5作品目"琥珀ノ心臓"、6作品目"ドレスの曇り"です。その時の私の衝動と鼓動が、曇りガラスのシェードの中に宿っている渾身の作品です。

オソトの制作思い出話。

今日はここらへんで終わりにしておきます。

続きはまたいつか。