佐渡より諸行の灯り
¥50,000 税込
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???のステンドグラスシェードです。
この作品はどこからお話をすれば良いか少し悩みます。
まず初めに、正面に顔部分のように見えるブラウンの丸いガラス。
これは、伊豆でボトルディギング(※1)をされている方との関わりの中で、ご好意で頂いたものです。
※1・・・アメリカから来た瓶収拾の文化。昔の生活の跡、ごみ捨て場(ハケ)を掘り返して、古い瓶を収集する事。
調べてみるとどうやらこのガラスは、2003年まで新潟県の佐渡で味噌の製造をしていた会社”丸大味噌さん”のものであると判明。おそらく味噌が入っていた瓶の蓋と思われます。
とても頑丈で重く、そのガラスだけですでに存在感があり、頂いた時にどのような作品に仕立てることができるだろうと、ワクワクしながらも悩みました。なるべく、その雰囲気とそこに確実に存在する趣のあるストーリーを邪魔しないように、ガラスの背面に板ガラスやシーグラスなどをあしらって、このようなフォルムにしてみました。
改めてガラスを見てみると、味噌会社の瓶の蓋、シーグラス、板ガラス、そして某ハンバーガーショップのノベルティで出されたコカコーラのグラスの破片。様々なガラスが集結してスクラムを組み、この作品を構成しています。
そしてこの作品の機能の面でも少し特徴があります。それは、3WAYでライトの明かりや陽の光を楽しんでもらえること。
①ランタンとしてぶら下げて楽しむ
②置き型として楽しむ(正面だけでなく裏側も正面に)
③味噌ガラスを下に伏せてドーム部分を灯して楽しむ
正面の味噌ガラスの部分はもちろん格好いいですが、それ以外の面の風合いも味わって欲しいと、そのようにしました。
佐渡から本州にわたり、伊豆の土の中に埋まってしまった味噌のビン蓋は、あるコレクターの目に留まり手にされ、千葉の私の元にやってきました。そしてそこでは、他の様々なキャリアを積んだガラスたちと会い、一緒につなぎ合って世界にどこにもない、たった一つのランタンシェードに生まれ変わりました。この目まぐるしく変わる長い時間の中で、今たどり着き命を吹き込み直したこのオソトランタンに私がつけた名前は、
”佐渡より諸行の灯り”です (※2)
※2・・・諸行とは因縁の和合によって作られる、この世の一切の事物・現象。万有。万物。
何かの縁が作用してこの作品まで辿り着き、この世の新たな価値観の事物となって、持ち主のそばでほのかに灯るランタンになってもらえればという、思いを込めて仕上げました。
重苦しくなってしましましたが、そんな今までにないストーリーがあるのが、
このオソトランタン”佐渡より諸行の灯り”です。
※シェードの中に使用するライトはgoal zeloなどの小型の物が入ります。5050workshopさんのミニマライトだと頭が少し出てしまいます。ライトのサイズは下記を参考にしてください。
オソトランタンは、
「外に出かけ、自然の中で自分や大切な人たちとの時間に、灯りでそっと彩りを添える」をコンセプトにしているアイテムです。
【制作日】
2024年4月4日
【サイズ】
胴体のサイズ・・・奥行き10cm×横幅13cm
ハンドルまでの高さ・・・18cm
重さ・・・670g
使用可能なライトのサイズ・・・
直径3.5cmまで フックを含む高さ9cmまで
※当ショップの商品は一つ一つ手作業で仕上げておりますので、多少のずれなどはご了承ください。
【使用素材】
ガラス、ハンダ(すず・鉛)、真鍮針金
【その他】
ハンダ部分は時間の経過と共に色が褪せてきます。艶出し・錆止めも含め、専用のポリワックス(jujo ステンドグラス仕上げ用ポリワックス)で定期的にメンテナンスをお願いいたします。
Amazonで1000円くらいです。
【注意事項】
このアイテムはガラス製品のため、万が一落下した場合は、破損した箇所や破片で手などを切創してしまう場合がございます。その様な場合には、くれぐれもお怪我のないようお取り扱いにはお気をつけください。また、最終仕上げの際には入念に確認をしておりますが、ハンダ部分にはごく稀に、角(こてを離す際にできる尖り)ができる場合がございます。その様な箇所があった場合は、金ヤスリなどで尖った箇所を削っていただけたらと思います。予めご理解・ご了承の程宜しくお願い致します。
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